ロングウィン株式会社

日本山口県の海岸の片隅に、5 基の 40 フィートコンテナを組み合わせて作られたレストランがあります。切れ味のある幾何学的なラインと積み重ね構造で、建築美に満ちた独特な外観を魅せています。

白いコンテナは本来の利落なラインをそのままに、底部はコンクリート製の基台でしっかりと支えられ、周囲の繁茂した植生や青い海面と鮮明かつ調和のとれた風景を作り出しています。一部のコンテナには広大なフロアツーシーリングウィンドウが設けられ、山海の風光が絵巻のように室内に取り込まれる景観は圧巻です。

レストランに足を踏み入れると,イートインスペースに階層ができています。黒い天井の埋め込み式照明が高級感のある雰囲気を醸し出し、木製のテーブルと椅子に薄茶色の大理石製テーブルが組み合わさり、和風の木製格子（円形の透かしの間仕切りなど）がちりばめられており、産業的な荒々しさと東洋の雅を巧みに融合させています。ここで食事を楽しむ客は、フロアツーシーリングウィンドウから海風や山海の景観が一斉に入り込み、光と影、自然の移ろいが食事体験に生き生きとした趣を添えます。バスルームも精緻で、ダブル洗面台や温水洗浄便座などの設備がそろっており、素材とデザインスタイルは公共エリアの産業デザインの美学を引き継ぎ、品質感をいかんなく発揮しています。

コンテナから生まれ変わったこの飲食空間は、産業風の構造美、現代デザインの精緻さ、そして大自然の静けさを見事に融合させ、山口県を訪れる観光客にとって格調高いグルメスポットを提供しています。